• 青少年の健全育成と青少年をめぐる社会環境の浄化を目指す

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千葉市立寒川小学校長 五味 秀夫

 寒川小学校に平成二十九年度より再び勤務させていただき、大変うれしく、わくわく毎日を過ごしております。校長の五味秀夫です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 ご存じのとおり本校は、明治六年に寒川尋常小学校として開校し、明治四十一年に現本町小学校が第一尋常小学校となり、本校が千葉第二尋常小学校となりました。大正十年に一市一校制により千葉尋常高等学校第三部となり、昭和二十二年から現在の寒川小学校となっています。このように、地域とともに歴史を刻んでまいりました寒川小学校は、地域の皆様、保護者の皆様に多大なるご支援、ご協力をいただいてまいりました。そして、子供たちの健全育成に向け、温かく見守っていただいております。
 さて、平成二十九年度の学校経営方針ですが、学校教育目標は、「心豊かに、たくましく生きる子どもの育成」です。子供、保護者、地域、教職員の願いが叶うよう、真心をもって教育活動を推進してまいります。情報化の進展はめざましく、また、安全を守ることなども大変な時代ですが、教育活動の中で、人やモノ、事などの多くのかかわりを通して豊かな心を育み、たくましい心と体を培っていきたいと考えています。また、子どものやる気を喚起し、本気で指導・支援してまいります。
 学校は安全で、過ごしやすく、楽しいところでなくてはなりません。登下校時の安全はもとより、学校での生活が安全で清潔な環境で送れるように、教職員や友人関係が良好で、笑顔があふれ、優しさがいっぱいの楽しい場所であるようにしてまいります。もちろん、保護者の皆様をはじめ地域の皆様に信頼される学校となるよう、つとめてまいります。
 次に、寒川小学校のめざす子ども像ですが、一点目は、「よく考え 進んで学び合う子」です。学校での学習だけでなく、家庭学習も重要です。勉強が好きになり、意欲的に学ぶことが大切です。これまで理科教育にも力を入れソニー科学教育プログラムの賞を何度も受け、平成二十八年にも奨励賞を受賞しています。私たち教職員も、子供たちがわかった・できたという喜びを味わうことが十分できるように、しっかり学習指導してまいります。
 二点目は、「心豊かで 思いやりのある子」です。みんな仲良くやさしい子にさらになってほしいと思います。いつも穏やかな顔でいますと、心も和み、周囲にいたわりの言葉をかけていますと、自ずと心がやさしくなります。教職員も笑顔を絶やさず言葉遣いなどに気をつけてまいります。「和顔愛語」で臨みます。
 三点目は、「心身ともにたくましい子」です。みんな、よく食べ、よく運動しています。本校の給食はとても美味しいのでよく食べています。また、食育指導や朝や休み時間を活用した体力づくりや体育学習にも力を入れています。平成二十年に千葉県学校体育功労賞、二十三年は文部科学省後援の日本学校体育研究連合会より学校体育優良校の表彰を受けています。教職員も健康に留意し、さらにたくましい子になるよう支援してまいります。
 最後に、創立一四四年目を迎えました歴史のある寒川小学校で勤めることを誇りに思い、私たち教職員は、二十学級の子供たち全員が笑顔いっぱいで一人一人輝く学校となるよう、努めてまいりますので、地域の皆様、保護者の皆様、どうぞ、よろしくお願いいたします。